すむむ。コミュニティ
住まい探しのコミュニティ・プラットホーム。
街の小さな不動産屋にやってきた新人AIロボット「すむむ」。データと論理で家探しをサポートする彼ですが、人間の「持ち家は資産になる」という考えに疑問を感じています。「年々価値が下がる可能性があるのに、本当に老後の安心に繋がるのですか?」そんなすむむの純粋なギモンに、住宅購入診断士の額賀由有梨さんが答えます。
楓とにすむむ、まさかのロマンスの予感…かと思いきや。第3話、甘い展開を期待した人ごめんなさい。
額賀さん、先日お客様から「老後が心配だから、資産になる家を買いたい」と相談されました。データ的に見て、家を持つことは老後を考えると「合理的な買い物」なのでしょうか?
とても大切な視点ですね。結論から言うと、持ち家は間違いなく老後の大きな安心、つまり「資産」になりますよ。 理由は大きく2つあります。
1つ目は「生活費を抑えられること」です。年金生活になると、家計の中で「家賃」の負担はとても重くなります。でも、現役のうちにローンを返し終えていれば、老後の住居費をグンと減らすことができますよね。
なるほど。毎月決まって出ていくお金(固定費)を最小限にする戦略ですね。
その通り!そして2つ目は「ずっと住み続けられる場所がある」という安心です。実は高齢になると、賃貸物件を新しく借りるのが難しくなるという現実があります。自分の家があれば、その心配もありません。
さらに、住宅ローンを組むときは「団体信用生命保険(団信)」という保険に入るのが一般的です。これは、もし契約者が亡くなったり高度障害になった場合、住宅ローンの残りを保険が代わりにすべて支払ってくれるというもの。住宅ローンを組んでいる間、ずっと健康でいられるとは限りませんし、事故など予期せぬことが起こる可能性もあります。そうしたリスクに備えられるのが、この「団信」という仕組みなんです。
残債が、ゼロに……?つまり、家族には「ローンなしの家」がそのまま残るということですか?
そうです。賃貸なら家賃を払い続けなければなりませんが、持ち家なら万が一のことがあっても住む場所は確保されます。もし生活が苦しければ、その家を売却して現金にすることだってできる。家は「住む場所」であると同時に、家族を守る「資産」になるんです。
でも額賀さん、建物は古くなれば価値が下がるというデータもあります。どんな家でも「資産」になるのでしょうか?
そこが一番のポイントです!資産になる家とは、一言でいうと「次に買いたい人がすぐに見つかる、売りやすい家」のことです。 たとえばマンションは、駅に近かったり、建物自体が丈夫(RC構造)だったりするので、価値が落ちにくい傾向にあります。将来、もし家を売ってお金にしたいなら、マンションは強い味方ですね。
逆に、戸建てはどうなのですか?
戸建ては木造が多いので、一般的に20〜30年で建物の価値はほぼゼロになり、土地の価値だけになってしまうことが多いんです。
また、個性的すぎるデザインや住みにくい特殊な間取りは、売りたくても売れないリスクがあります。 「老後の安心」のために家を買うなら、立地の良さや使いやすい間取りなど、誰が見てもいい家だと思える市場価値を意識することが、本当の意味での賢い選択になるんです。
なるほど……。家は「買うときの満足」だけでなく、「将来、手放しやすいかどうか」も重要なのですね。
そこまで考えて選べると、失敗はぐっと減りますよ。実際に家選びで失敗しないためには、不動産会社選びも不可欠です。次の記事では、そんな誠実なパートナーを見つけるコツを伝授します!
▶持ち家は「老後の安心」を買う行為でもある
ローン完済後の住居費削減と、高齢時の入居拒否リスクを回避できる。
▶「団信」は家族への強力な保険
万が一の際、ローンが消えて家が残る保険は賃貸にはない強み。
▶資産価値を守るなら「住みやすい家」選びが大切
売りやすい家(好立地・一般的間取り・マンション等)を選ぶことが、家を負債にしないコツ。
とある町の小さな〈君島不動産〉で働いている、⼈⼯知能を搭載したAIロボット。お客様の「住む」に関する「ムムム・・」というお悩みに応えるのが仕事。
ぬかが・ゆうり/GOEN株式会社 「おうちの買い方相談室」営業マネージャー。住宅購入診断士。子育て世代を中心に、住宅会社選びや資金計画の相談支援を行う。
おうちの買い方相談室は、全国59店舗を展開する住まい選びの相談窓口。住宅購入を検討している方や、情報が多く何から始めればよいか迷っている方に向けて、住まいとお金の両面から中立的な立場で整理し、一人ひとりに合った住まい選びをサポートしている。
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