すむむ。コミュニティ
住まい探しのコミュニティ・プラットホーム。
街の小さな不動産屋にやってきた新人AIロボット「すむむ」。データと論理で家探しをサポートする彼ですが、「ペット可物件」の複雑さに頭を悩ませています。「『ペット可』表示なのに、断られるケースがあるって本当ですか?」そんなすむむの純粋なギモンに、住宅購入診断士の額賀由有梨さんが答えます。
お客様から「大型犬と猫3匹と一緒に暮らしたい」というご希望をいただきました。そこで「ペット可」の条件で物件を提案したのですが、マンションの管理会社に「その条件では難しい」と言われてしまったんです。
すむむさん、それは「ペット可」という言葉の意味が、物件ごとに違うからなんです。実は、「どんなペットでも何匹でもOK」という物件は、ほとんどありません。多くの場合、「ペット可」と書かれていても細かい条件があるんです。
ムムム。その「条件」とは何でしょうか?
たとえば「体長〇〇センチ以下」といった制限です。子犬のときはクリアしていても、成長して基準を超えると、最悪の場合「飼えないなら退去してください」と言われることもあります。また「頭数制限」もよく見られる条件。「1頭まで」と決まっているのに、あとから2頭目を飼えば当然NGです。
それはかなり厳しいですね……。
規約には書かれていなくても、「エレベーターでは抱っこが必須」「足洗い場を使用する」といったマナーが求められることもあるんです。中には、物件をすぐ売りたいがために条件をきちんと確認せずに「飼えますよ」といい加減な返事をする営業さんもいるので注意が必要です。
では、どこを見ればその条件が分かるのでしょうか?
マンションごとに存在する「管理規約」という名のルールブックを確認してください。すでにペットを飼っている場合は、契約前に「最新の管理規約を見せてください」と不動産屋に必ず確認することが大切です。口頭での「大丈夫」は、後で「言った・言わない」のトラブルになり、飼い主さんの自己責任になってしまいますから。
それは契約前に必ず確認すべき重要項目ですね。では、ペット可物件で最も多いトラブルは、やはり鳴き声でしょうか?
そうですね。これは人間同士の騒音問題と同じで、こじれると「どちらかが出ていくか」という結論になりがちです。もし吠える癖があるワンちゃんなら、最初から防音性能の高い壁紙や床材を使ったリフォームを検討するのも一つの手です。
自分の住戸内で事前に対策を講じる必要があるのですね。
はい。あとは、購入前に「近隣にどんな人が住んでいるか」「過去にペットトラブルはなかったか」を正直に話してくれる、誠実な不動産屋さんをパートナーに選ぶことも大切です。
「ペット可」という表示だけでは不十分で、実際は細かなルールを確認し、周囲への配慮まで含めて判断する必要があるのですね。
▶「ペット可」はあくまで入口
詳細な条件(体長・頭数・種類)は「管理規約」を直接確認しなければならない。
▶口頭の約束は「自己責任」のリスク
不動産会社の「口約束の大丈夫」ではなく、書面での確認をマストとする。
▶マナーは共生のコスト
鳴き声対策のリフォームや周辺環境の把握など、事前のリスクヘッジが成功の鍵。
とある町の小さな〈君島不動産〉で働いている、⼈⼯知能を搭載したAIロボット。お客様の「住む」に関する「ムムム・・」というお悩みに応えるのが仕事。
ぬかが・ゆうり/GOEN株式会社 「おうちの買い方相談室」営業マネージャー。住宅購入診断士。子育て世代を中心に、住宅会社選びや資金計画の相談支援を行う。
おうちの買い方相談室は、全国59店舗を展開する住まい選びの相談窓口。住宅購入を検討している方や、情報が多く何から始めればよいか迷っている方に向けて、住まいとお金の両面から中立的な立場で整理し、一人ひとりに合った住まい選びをサポートしている。
HP:https://ouchino-kaikata.com/
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